「助成金」と「補助金」はどちらも公的機関からの給付金になりますが、その内容が微妙に異なっています。
その主な特徴点(相違点)を簡単にご説明いたします。
「助成金」とは
管轄官庁は厚生労働省となります。
給付金の原資は基本的に「雇用保険料」です。
主には労働者の労働条件や雇用環境を整備した事業主に支給されます。
基本的に支給要件を満たせば、ほぼ100%支給されます。
申請から支給までの期間は比較的短いとされています。
尚、この助成金の代理申請については、社会保険労務士の独占業務となります。
「補助金」とは
主な管轄は、経済産業省および各自治体になります。
給付金の原資は「税金」です。
公募という形で事業主から事業計画を募集するため、審査を通過するための難易度(採択率)に幅があり、申請しても不支給となるケースも決して少なくありません。
申請から支給までの期間は比較的長期となることを覚悟しておく必要があります。
尚、この補助金の代理申請については、どの士業も独占業務とはなっていません。
いずれにしても、「助成金」「補助金」とも公的機関からの給付金であることには間違いありません。
単にそれらを受給することそのものが目的化するのではなく、その受給をきっかけに、中長期的にどう会社(or個人事業)を更に発展させていくのか、などとの視点を持つことが重要なのかもしれません。