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1月2日に発生した「羽田空港の航空機事故」について

1月2日17時47分頃、羽田空港で航空機同士の痛ましい衝突事故が発生しました。航空機の衝突や火災、更には乗客が撮影したものとされる事故の生々しい映像などが多くの報道やSNS等で流されています。

旅客機側の乗客乗員は、機内からの脱出時に一部負傷された方がいらっしゃるものの、全員が機外に脱出することができたことはまさに不幸中の幸いと言えます。

あの激しく燃え盛る旅客機の映像を見れば見るほど、旅客機側の乗客に生命が奪われるような犠牲者が出なかったことは、曲がりなりにも航空のオペレーションに携わった経験のある身として、正直「奇跡」と言っても過言ではないように感じています。

これは、運航乗務員(パイロット)と客室乗務員(CA)の適切な判断と行動、そして乗客の皆さんの秩序ある行動、それらの全てが揃ったからこそ、成し遂げられたものと考えています。

一方で、もう一方の当事者である小型機側の方は、大きな犠牲が発生してしまいました。複数名の方がお亡くなりになったとの報道もあり、その犠牲になられた方に対しまして心よりご冥福をお祈りいたします。

今回の事故原因については、既に複数の航空評論家の方がさまざまな角度から自身の見解を述べていますが、いずれも現段階では「推論」でしかありません。

今後は、運輸安全委員会(JTSB)の主導で公平かつ客観的な立場で今回の事故調査を進めて行くことになるものと思われます。

実は、現在大学の私の担当ゼミにおいて、一部の学生とともに「航空の安全」をテーマに、過去の航空機事故やハイジャックの調査と研究を進めているところです。過去の不幸な航空機事故やハイジャックは、必ず後の航空安全の対策や施策に活かされています。裏を返すと「今の航空の安全は過去の不幸な航空機事故やハイジャックの教訓の積み重ねによってもたらされている」とも言えます。

今回の羽田空港での航空機事故が、必ず今後の新たな航空の安全をもたらすことになることを信じ、運輸安全委員会(JTSB)によって公表される今回の事故原因等について見守っていきたいと思っています。

※画像は「国土交通省航空局東京航空局資料」より引用