本日(3月28日)をもって、令和4年度札幌市就業サポートセンターおよび各あいワークにおける「労働問題・社会保険等に関する相談業務相談員」の任務が終了しました。
この相談員業務は、北海道社会保険労務士から任命を受けた札幌市内の開業社労士数名が交代で対応しております。
振り返ってみるとあっという間の1年でした。ご相談いただく内容としてはほとんどが労働者の方で、社会保険制度の簡単な事務的な質問から雇用問題に関わる深刻な内容まで、かなり幅広いものがありました。
ご相談にいらっしゃった際にかなり深刻な表情をなさっていた方が、ご相談が終わりお帰りになられる際に表情が多少なりとも和らいだ上で、「ありがとうございました。おかげで少し気持ちが楽になりました。」と言っていただけた場合などは、「ほんとうにこの業務を担当させていただいて良かった」と心の底から感じます。
普段経営者サイドからの話を伺う機会の多い私にとって、ある意味「バランス感覚」を保つ上でも、とても貴重な機会にもなりました。
社会保険労務士の究極の役割は「人財(従業員)のパフォーマンス向上に寄与すること」と私は考えています。
一方、この「バランス感覚」を欠いては真の意味での「人財(従業員)のパフォーマンス向上に寄与すること」に繋がっていかないことをこの1年で体感しました。
相談員業務の貴重な経験を今後の事務所運営に是非繋げていきたいと考えています。
人事労務コンサルティング/行政書士
オフィスARAKI
代表 荒木 智