代表ブログ

ハラスメント研修

ある道内の大企業様から従業員向けのハラスメント研修のご依頼をいただいている。

1回2時間のコースを5月~7月の間で計12回実施予定。
そして現在ちょうど半分終了したところ。

同じ実施回の中で「新入社員から60歳過ぎの大ベテラン」とかなり幅広い年代層が受講。当初各年代による研修への受け止めや理解度の違い等により、研修効果がかなり限定的になるのではないか、と危惧していたがそれは全くの杞憂であった。

大企業ともなれば社内や同じ職場の中でもコミュニケーションをとる相手は意外と限られる。ましてや年代が大きく異なる層とのコミュニケーションは更に限定的。

「職場のハラスメント発生の一番の温床は、職場内でのコミュニケーション不足
だと私は思っている。

「普段から活発で双方向のコミュニケーションがとれている職場はハラスメントが実に少ない」
これは私の「経験則」

ただそれはあくまでも「双方向」でなくてはならない。
「一方」では独善的になりがち。
それではかえってハラスメントを誘発させかねない。

今回の研修の中で
「普段なかなか話ができない職場の仲間とこの研修を通じて話ができ、相互理解が進んだように感じた。あらためてコミュニケーションの大切さを知りました」
とのコメントを頂戴した。

研修はあくまでもきっかけに過ぎない。しかしきっかけがなければ事態は変わらない。

そのことを正確に理解し地道に行動できる社員は、その企業にとって真の意味での「人財」と言える。
そのような「人財」が将来の企業を更に強くする。

私はこれからもこの「きっかけ作り」に尽力していく覚悟である。